【銘柄メモ】ギグワークス(2375)~好業績ながら評価が定まらない銘柄。10月決算で配当・優待取りも

2019年8月に社名変更

2003年11月に東証マザーズの上場した”スリープロ”が、2019年8月に社名変更して”ギグワークス”となっています。名前は新しいですが、直近のIPO銘柄ではありません。また現在は東証2部上場で、2022年4月からはスタンダード市場の予定です。

ギグワークスってどんな会社?

同社は、ネット経由で単発の仕事を請け負うギグワーカーと企業をつなぐギグエコノミーのプラットフォーマーであり、その周辺のビジネスを押さえている会社です。

ギクワーカーは、ウーバーイーツのような配達員からプログラマー、5G技術者まで様々な仕事に拡大しています。グローバルでも柔軟な働き方を推進する流れですし、国内でも副業が認められるなどギグワーカー関連のマーケットは拡大傾向にあるといえるでしょう。ただ、従来の業種・業態で説明しようとすると、人材派遣、人材紹介、アウトソーシングなどとなり地味な感じになってしまいます。

最近では、シェアオフィス事業に参入したり、文部科学省GIGAスクール構想に基づいた小中学校デジタル化の技術支援などにも実績を上げています。

ここまで読んでいただいても、「ギグワークスってどんな会社?」という質問への上手な説明になっていませんね。こうしたわかりにくさは株価のディスカウント要因になりやすく、事業内容への評価よりもテーマ性とかニュースフローに反応して乱高下しやすくなると考えられます。業績は順調に拡大しているにもかかわらず、株価は2021年3月の最高値1199円から9月の591円と半値にまで下落しており、評価が定まっていない感じです。

業績拡大+増配期待が見込める銘柄

今期には5期連続増配の8円配当が予想されており、利回りは1.2%と高くはないですが、業績拡大+増配期待が見込める銘柄として保有する選択肢はあると考えます。株価の大幅な変動に耐えられる投資家さまや、ポートフォリオの一部に限定しての話ですが。

ちなみに、4月末と10月末に100株以上保有する株主には、株主優待として各1000円分の子供商品券またはビットコインが配られます。なので、100株の小口投資なら年2000円の優待と800円の配当が得られるため、優待込み利回りは4.5%となります。

  • 株価 617円(10/13)
  • 予想EPS 34.5円
  • 予想PER 18倍
  • 予想配当 8円
  • 予想配当利回り 1.2%
  • 優待込み利回り 4.5%(100株)

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