【銘柄メモ】ライオン(4912)~衛生意識の高まりはニューノーマルとして定着するか?

「ライオンってどうですか?」てな感じでリクエストをいただきました。
可能な限り反応しますので気軽にお問合せいただければと思います。
特徴
- 歯磨き粉、歯ブラシ等の口腔ケア(システマ、クリニカ)の国内トップシェア企業。
- ハンドソープ(キレイキレイ)、中高年目薬(スマイル)でも国内トップ。
- 鎮痛解熱剤(バファリン)は国内2位。
- 東南アジアを中心に海外売上比率は26%。
見通しは良好
- 生活必需品を中心に安定成長
- コロナ禍で消費者の衛生意識が高まり、2021年度は反動減となるが2019年比では市場は拡大。
- 足元はワクチンの副反応対策から鎮痛解熱剤に特需。
- アフターコロナにおいても衛生意識の高まりはニューノーマルとして定着する?
株価と業績の推移
株価の推移を見ると、2015年以降に株価の評価が進み600円台→2000円台に水準が上がっています。
2017年以降は2000-2400円のボックス相場となっていましたが、2020年にはコロナウイルスの影響からハンドソープ(キレイキレイなど)特需が発生し多影響等もあり急騰、2021年は反動減で急落といった展開でしょうか。

同社の事業利益は2014年から2020年にかけて約3倍(124億円→359億円)になっていることから、と2015年以降の株価水準訂正は妥当と思われます。
ただ、株価は2017年までに3倍となっており、業績の拡大を3年早く織り込んでいたと考えられます。
この間、連続増配や株主優待がクローズアップされたこともあり株価は高止まりしていたともとれますね。
会社資料:初めて当社とお会いする投資家向け資料 (lion.co.jp)


アフターコロナにおいても衛生意識の高まりがニューノーマルとして定着するとすれば、株価は3年のボックス相場と足元の乱高下を経て再評価に向かう可能性も高いと考えられますが、当面は値動きの荒い展開となりそうです。