すかいらーく(3197)に新しい仲間が登場! ~導入する猫型ロボットは中国PUDU社のBellaBot
配膳ロボットを2022年末までに2,000店に導入
すかいらーくは、現在一部の店舗で導入している配膳ロボットを2022年末までに2,000店に導入すると発表しました。
2022年4月までにしゃぶ葉の全274店とガストの約700店、2022年末までにガストの約600店とその他業態の約400店、合計2000店に導入する計画となっています。
映像にもある猫型ロボットのメーカー名などは発表資料では明らかにしていませんが、2021年9月7日にパナソニックから発表されたPUDU社製の配膳・案内ロボット(下記)と思われます。名前は「BellaBot」で、配膳や案内のほかに頭や耳に触れると愛らしい表情を楽しむことができるといったコミュニケーション機能も実装されている模様です。
大手外食チェーンのロボット導入状況
各社の動向を確認すると、物語コーポレーション(3097)が、2021年1月にペッパー君で有名なソフトバンクグループ(9984)のソフトバンクロボティクス社が提供する配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を443台導入し、「焼肉きんぐ」242店舗、「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」68店舗の計310店舗で一斉稼働させています。「Servi」は他にもデニーズ、とんでん、かっぱ寿司などの有力チェーンとも実証実験を実施しています。
また、ワタミが「焼肉の和民」16店にに鈴茂器工(6405)子会社の日本システムプロジェクトが販売する配膳ロボット「PEANUT」を導入しているほか、サイゼリヤ(7581)はアルファクスフードシステム(3814)と3機種目の実証実験をしています。こういった流れの中でもすかいらーくの2000店導入はインパクトがあり、今後は外食チェーンで配膳ロボットの普及が加速していくと考えられます。