投資にあたっての前提条件の考え方と、経済動向に関する簡易的なビュー
前提条件やビューは随時確認し、必要があれば見直していきます。当然そのたびに投資戦略は調整が必要となりますが、ここは神経質にならず大くくりで考えたほうが良いところです。人間の処理能力にはキャパがあるので、考えることが多くなりすぎると本当に判断が必要な時に「とりあえず現状維持にしておこう」となってしまいがちです。そんなことにらないためにも、あまり忙しくならないよう多少の事件やイベントでは覆らない骨太の内容を考えていきましょう。
以下、前提条件を投資期間ごとに整理しておきます。
①短期:1年未満
【世界】米国主導の景気拡大で世界経済はコロナショックから回復,
【国内】輸出関連は好調だが、内需、特に外食・サービスは低迷。
【リスク認識】大。短期間での新型コロナウイルスの制御可能性は予測不能、アフガン問題など不安材料増加。
→個別銘柄重視の判断
②中期:1年~3年
【世界】米国と中国の景気拡大で世界経済は成長を持続。
【国内】輸出主導の回復が継続。内需も好転。
【リスク認識】中。 新型コロナウイルス の脅威は残るものの、ワクチンの普及と治療薬の開発により通常の疾病対策モードに。経済的にも国家体制としても成長した中国は摩擦を深刻化させず。
→世界経済の恩恵を受けるポジションを中心に、環境変化に対応できている個別銘柄のトレンド転換も狙う。
③長期:3年超
【世界/国内】技術革新を背景に世界経済は長期的な成長トレンドを持続。
【リスク認識】小。疾病、災害、地域紛争等の問題があっても全体としてトレンドは崩れない。
→長期的な上昇トレンドに乗る戦略